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プロジェクションマッピングによる質感捕捉

現実空間の物理的な面に、それとは異なる形状のバーチャル面を立体プロジェクションマッピング (左右の眼に異なる投影像を見せることで立体的な映像を提示する技術) によって提示する際、これら2つの面が分離するのではなく、あたかも物理的な面がバーチャル面の形状に変形されたように知覚されるかどうかを確認する実験を行いました。金属や皮革といった様々な表面質感をもつ物理面を用意し、異なる形状のバーチャル面を投影表示して、物理面が変形したように感じたかどうかを回答する被験者実験を実施しました。その結果、いくつかの表面質感をもつ面において、形状変形を知覚することが確認できました。バーチャルな面に物理面の表面質感が捕捉されることから、これを質感捕捉と呼びます。この実験で質感捕捉が生起しなかった物理面においても、形状変形したかのように知覚させるための視覚効果を考案し、その有効性を確認しました。この研究成果によって、工業デザインの現場において、大量の試作品を用意する必要なく、ある表面質感をもつ製品の形状を検討することが可能となります。

Publications

  • Nagisa Okutani, Takuro Takezawa, Daisuke Iwai, and Kosuke Sato, "Stereoscopic Capture in Projection Mapping," IEEE Access, Vol. 6, pp. 65894-65900, 2018. [Open access]