HOME >> Japanese >> 分散最適化にもとづく協調型プロジェクションマッピング色補正

分散最適化にもとづく協調型プロジェクションマッピング色補正

継ぎ目のないプロジェクションマッピングを行うためには多くのプロジェクタが必要となる。各プロジェクタに対して画像を生成するのは非常にコストが高く、1台の端末で行うことは困難である。さらに、生成された画像を各プロジェクタに伝送することは通信量が膨大となり現実的ではない。一方、非白色面に映像投影する際に生じる色ズレを補償し、所望の色の見えを実現する投影色補正は重要な基礎技術の一つとされている。本研究では、複数台の投影システムを用いて色補正をおこないつつ動画を投影することを目的とし、プロジェクタ端末数が増大した際の計算量や通信量、故障による端末の欠落に対する頑健性等を考慮し、全端末の投影画像を集中的に計算する端末の存在を仮定するのではなく、個々の端末が自律分散的に投影画像を決定する柔軟性をもつシステムを設計する。また、プロジェクタ端末が新たに追加された際に、自動的にネットワークの一部となるPlug-and-Play機能も実現する。このために、本研究では分散最適化にもとづく協調型映像投影システムによる投影色補正技法を検討する。具体的には、集中的なフィードフォワード制御と分散的フィードバック制御にもとづく2自由度制御系としての映像投影システムの設計法を提案し、カメラ端末において集中的な処理を行うことで、既存の分散的最適化の構造を変化させることなく、望ましい映像が投影できることを数値例、実験例を通じて確認した。

Publications

  • Jun Tsukamoto, Daisuke Iwai, and Kenji Kashima, "Radiometric Compensation for Cooperative Distributed Multi-Projection System through 2-DOF Distributed Control," IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics (Proceedings of IEEE International Symposium on Mixed and Augmented Reality), Vol. 21, No. 11, pp. 1221-1229, 2015. [suprementaly material (movies)]
  • 塚本潤, 岩井大輔, 加嶋健司, "減衰係数を用いない協調型映像投影システムの設計," 第58回自動制御連合講演会, 2B2-3, 2015.
  • 塚本潤, 岩井大輔, 加嶋健司, "分散最適化にもとづく協調型映像投影システムによる投影色補正," 日本バーチャルリアリティ学会論文誌, Vol. 20, No. 2, pp. 143-150, 2015.
  • 塚本潤, 岩井大輔, 加嶋健司, "2自由度制御系としての動画投影システムの設計," 第59回システム制御情報学会研究発表講演会講演論文集, 324-3 (3 pages), 2015.
  • 塚本潤, 岩井大輔, 加嶋健司, "分散最適化にもとづく協調型映像投影システムの設計," 計測自動制御学会関西支部・システム制御情報学会若手研究発表会, pp. 145-146, 2015.
  • 塚本潤, 岩井大輔, 加嶋健司, "分散最適化にもとづく協調型映像投影システムの設計," 第57回自動制御連合講演会, pp. 2093-2094, 2014.